結婚式場を決めるのって難しいですよね?

新婦と友人達

めでたく結婚が決まり、いざ式場選び!となった時、一体何を見ればいいのか…?ポイントは…?という人も少なくないはずです。
式場選びのポイントや要チェックな点をいくつかご紹介したいと思います。

式場探しのポイントはこの4つ!

紙に包まれた花びら
  • アクセス
  • 会場の広さ
  • 価格
  • プランナーさん

アクセス

これは招待する人に、大きく関わる部分です。
招待する人が多くいればいるほど、しっかりと抑えておかなければいけないところですね。
遠方からのゲストが多いお式の場合、新幹線の駅や空港からのアクセスも考慮するのがよいでしょう。
何度も乗り換えをしなければいけないような駅だと、遠方からのゲストは大変です。
また、ゲストの中に、たくさん歩くのが大変な方がいたり、車椅子を使っている方がいる場合も注意が必要です。

  • 駅から会場まで階段が多くないか
  • エレベーターはあるか
  • 距離はどうか
  • 送迎サービスはあるのか

このようなことを配慮し、実際に会場までの道のりを歩いてみるのも大切です。

会場の広さ

素敵な会場でも、ゲストの数と会場の広さが釣り合っていないと、せっかくの良さが台無しになってしまうことがあります。
ゲストの数や、余興のスペース、グランドピアノの有無などを考えて、会場に必要な広さを見積もりましょう。
専門式場などでは、様々な広さの部屋があり、実際にサンプルで会場設定をしてあるところを見せてくれるところもあるので、だいたいの目安を掴むのに見学にいくのもよいでしょう。

ここで注意したいのが、テーブルとテーブルの間の距離。
見学時は私服で行くので多少狭くてもスタスタと歩けますが、当日はウエディングドレスやタキシード。
二人が歩けるスペースがしっかりとあるかどうかを確認しましょう。

価格

とても現実的ですが、必ずぶつかるお金の問題。
結婚式がゴールではなく、これからの2人の生活も関わることなので、きちんと考えたいところですね。
どこの会場でも見積もりを出してもらうことができます。
基本的に見積もりからは値上がりすることを肝に銘じておきましょう。

上がり幅は、自分たちの裁量や、式場の設備、値段設定などにもよりますが、だいたい30〜100万程度の値上がりが予想されます。
これを考慮し、見積もりを出してもらう時には、予算より少し少なめに希望の価格を伝えるとよいでしょう。
その見積もり内容である程度満足できるかどうかが選ぶ時のポイントになります。

プランナーさん

どの会場にも必ずいるのが、ウエディングプランナーさん。
プランナーさんはどの人もだいたい一緒と思ったら大間違いです。
プランナーさんにも、得意不得意がありますし、クセのある人もいます。
式場選びに行ったとき、式場を案内してくれたり、演出の提案や見積もりを出してくれたりする人が、基本的にはその後の担当プランナーさんになります。

なので、
「今後そのプランナーさんと、式当日までうまくやっていけそうか。」
「その人は、自分たちの要望を上手に組んでくれるか。」
「話しやすさはどうか。」
といったことも考えておくのが大切です。
特に話しやすさは大切で、式の準備をしている最中になんか違うなと感じたり、もっとこうしたい!ということが出てきたときに、気兼ねなく相談できるようなプランナーさんだとよりよいでしょう。

式場選びのポイント 番外編

草原に立つ新郎と新婦

上記のポイントは基本的なものを並べましたが、式場選びには、もっと細かいチェックポイントがたくさんあります。
ですので、ここでは番外編として、いくつか細かいチェックポイントをお教えしたいと思います。

チェックその1:雰囲気

多くの式場の中から、自分たちにぴったりの雰囲気の会場を探すのはなかなか簡単ではありません。
2人の感覚を擦り合わせていくのも案外難しいものです。
そこで、好みの雰囲気を擦り合わせるために、いくつかの視点を挙げておきたいと思います。
この視点に添って、ぴったりな会場が見つかるように取捨選択していくとよいでしょう。

  • 大きな窓やステンドグラスが欲しいか
  • 海が見えるかどうか
  • バージンロードはカーペットか、そうでないか
  • 全体が木目調か、ガラスや大理石か
  • ゲストとの距離は近い方がいいか、ある程度距離が欲しいか

これらと、上記の基本的なポイントをもとに絞っていくと、だいたい3〜6会場まで絞れてきます。
そこから、

  • 会場にパイプオルガンはあるか
  • 神父さんは日本人か外人か
  • ドレスサロンはあるか
  • 前撮りするのにロケーションはどうか

などの細かいこだわりポイントを加えていくとどんどん絞りこむことができるでしょう。

チェックその2:ドレス

ホテルや専門式場の場合、ドレスサロンや衣装室があったり、提携しているドレスショップがあったりします。
花嫁さんの大きな楽しみの1つである衣装も、しっかりチェックしておきたいですよね。
まず、手持ちのドレスや振袖を着たい場合には、衣装の持ち込みが可能かどうかと、持ち込み料がどのくらいかかるのかをチェックしておきましょう。

専門式場などでは持ち込みを完全に禁止しているところもありますし、持ち込み料がかなり高額なところもあるので注意しましょう。
そして、ここで忘れてはいけないのが、靴やアクセサリー類、ブーケ等の持ち込み料です。

「ドレスはレンタルするけれど、ネックレスは、お母さんから貰ったものを付けたい!」
「フラワーアレンジメントが得意な友達がいるから、ブーケは手作りのものを使いたい!」
といった場合、アクセサリー類やブーケにも持ち込み料が発生することがあります。
なので、衣装だけでなく、ネックレスやイヤリングなどの装飾品の持ち込み料についても、一緒に確認しておくことをおすすめします。

次に、レンタルで衣装を準備しようと考えている場合は、衣装の数とデザインも少し見せてもらっておきましょう。
ホテルの衣装室の場合、幅広いデザインが取り揃えてあることが多いです。
しかし、無難なデザインのものが多いので、ちょっと変わったデザインや、他とは違う個性的なものは、あまりたくさんないことが多いです。
一方、専門式場やゲストハウスの提携店は、海外から進出してきたドレスショップのことがあります。

もちろん一概には言えませんが、海外のドレスショップの場合、日本人の流行とは違ったデザインが多いことがあります。
自分にぴったりの衣装を選ぶためにも、ドレスショップ、衣装室をしっかりとチェックしておくのも大切です。

チェックその3:特定ゲストへのサービス

せっかく来てくれるゲストには、全員に楽しんでもらいたいものですよね。
だからこそ、それぞれのゲストに合ったサービスの提供ができるかどうか、確認しておくのが大事なんです。

特別なゲストとは、

  • 妊娠中のゲスト
  • 喫煙するゲスト
  • 外国人ゲスト
  • セクシュアルマイノリティのゲスト
  • 小さいお子さんとその保護者ゲスト
  • ハンディキャップのあるゲスト
  • 宿泊を要するゲスト

などです。

これらのゲストに合ったサービスがきちんとある会場なら、安心して招待できますよね。
妊娠中のゲストには、クッションを用意したり、料理に使われるアルコール類や生魚などを抜いてくれるサービスがある会場があります。

喫煙室は、たいていの会場に設置されていますが、ホテルなどの場合、会場とは別の階にあったり、専門式場だと屋外になってしまったりする場合があります。
喫煙室の有無だけではなく、場所もしっかり確認しておくとよいですね。

また、セクシュアルマイノリティゲストのために、席札を通称名で書いたり、司会進行の中の文言を配慮してくれるところもあります。
さらに、赤ちゃんやハンディキャップのあるゲストのために、休憩室を用意してくれるサービスもあったりします。
大きな音が出たり、急に暗くなったり、ざわざわとした空間だからこそ、困ったときに駆け込める場所があると安心ですね。
授乳室やおむつ替えのスペースも、一緒に確認しておくとよりよいでしょう。

その他にも、お箸をナイフとフォークに変えたり、お料理を小さく切ったりしてくれるような細かなサービスにも対応してくれる会場は多いので、なんでも相談・確認しておくことをおすすめします。

チェックその4:見積もり

結婚式には必ずついてまわる、お金の問題。
前項で、見積もりは上がる!とお書きしましたが、その中でも見積もりが上がりやすく、見落としがちな要チェックのポイントをいくつかお教えします。

要チェックポイントは、

  • お花
  • ドレス
  • お料理・ドリンク
  • テーブルクロス・チェアカバー
  • ペーパーアイテム(招待状等)

まず、お料理・ドリンクと、ペーパーアイテム、ドレスについては、1番安い値段設定で見積もりが組まれていることがあります。
このあたりは、下から二番目のランクか、真ん中くらいのお値段で見積もりを組んでもらいましょう。
準備の段階で、妥協しにくく、欲が出やすいところです。

次に、お花についてですが、ここはかなり値上がりするところです。
お花が関わる部分として、

  • ブーケ(お色直し有りなら2つ)
  • トス用ブーケ
  • ブートニア(新郎と父用)
  • 髪飾り
  • テーブルフラワー(テーブル数)
  • グラスフラワー
  • 高砂用フラワー

などがあります。

これを見ただけで、お値段がぐっと上がるのが目に見えますよね。
そしてお花の難関は、妥協すると、ゲストにバレやすいということです。
テーブルなどに置くものですので、ゲストの目に触れやすいものです。
だからこそ、妥協しにくく、値段が上がっていきやすいんです。

なので、お花については、見積もり段階で、サンプルのカタログなどを見せてもらって、見積もりを組んでもらうのがいいでしょう。
1番下のランクのテーブルフラワーは、思ったよりもこじんまりしていることがありますのでしっかりとチェックしておくといいです。
多少時間はかかりますが、それだけの価値はありますよ!

そして、テーブルクロスとチェアカバーについてですが、別料金がかかる場合があります。
細かい部分ではありますが、テーブル分(ゲスト分)のお値段がかかってくるものなので、1つ1つはそんなにかからなくても、最終的に大きな値上がりにつながることがありますので、注意しましょう。

また、余興などで、グランドピアノや音響機器、プロジェクターなど、使いたい機材が分かっている場合は、見積もり段階で入れておいてもらうようにすると安心ですね。
(グランドピアノやプロジェクターは案外お値段が高いことがありますよ。)

チェック5:特典

これについては、いい会場が複数あって、どれも捨てがたい!という時に、チェックするとよい点です。
専門式場などでは、その会場で式を挙げた人限定で、パーティをしたり、食事会に招待してくれたりする会場があります。

また、ホテルなどでは、結婚1周年に、スイートルームに無料宿泊!といった嬉しいサービスがあったりもします。
アフターサービスだけでなく、遠方ゲストが多い場合に嬉しい、宿泊割引サービスや、近くの施設で使える食事券やドリンクチケットなどが貰える場合もあります。

さらに、成約者限定の無料試食会(格安試食会)などを開催しているところもあるので、デート感覚で2人で楽しむこともできそうですね。
このように様々な特典がありますので、自分たちに1番嬉しい特典を、最後の決め手にするのもいいかもしれませんね。
以上に挙げました点が、会場選びの基本的なポイントと、細かな要チェックポイントです。

初めは、たくさんあって選びきれない!という会場も、条件に合わせて少しずつ絞っていくことで、ぴったりの会場を見つけることができるに違いありません。
いくつかに絞れたところで、実際にフェアなどに参加し、会場を歩きながら、細かいポイントを確認していくとよいでしょう。
自分たちらしい最高の会場が見つかるよう、応援しています!